伊方3号機の「耐震」など2補正書提出 四電
四国電力は28日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の耐震設計などを詳細に盛り込んだ「工事計画」と運転管理ルールを定めた「保安規定」の認可補正申請書を国の原子力規制委員会に提出したと発表した。四電は、伊方3号機の再稼働の前提となる規制委の審査に必要な書類がほぼそろったとしている。
ただ屋外にある、原子炉を冷やすための補助給水タンクの竜巻防護設備に関する構造強度の評価が残っており、10月末までに提出したいとしている。
規制委が認可すれば、四電は最終手続きの使用前検査を規制委に申請する。再稼働問題では「地元同意」が焦点となっている。
四電によると、工事計画は一部を7月に提出しており、今回は耐震安全性の確認がメーン。耐震設計の基となる基準地震動・最大650ガルなどを入力して設備の健全性が維持できるかを確認した。また配管が破損しても漏れた水で機器が水没しないかを評価した。